東洋不動産
2017年05月22日
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「ピサの斜塔」に学ぶこと~イタリア
ピサの斜塔はイタリア、トスカーナ州ピサ市のドゥオモ広場にあります。
ドゥオモ広場は1987年に世界遺産に登録されており大聖堂・洗礼堂・鐘楼・墓所回廊の4つが有名です。
ピサの斜塔は大理石の列柱を配した8階建円筒形の鐘楼です。
1173年8月9日に着工し何度か中断しながら第1工期~第3工期で1372年に完成しました。
第1工期後にはすでに塔が傾き始め、第2工期で傾きを修整しつつ建設されたが傾きは止まらかったようです。
ピサの斜塔の建てられた場所は、アルノ川が運んできた砂地が含まれていたため、建物の基礎を深く掘るには地盤が弱過ぎたことが傾いた原因とされているそうです。
現在は1990年~2001年に行われた大規模な改修工事により傾きは約3.99度に改善されているとのこと。
建築する前にしっかり地盤を調査していれば傾きは防げたかもしれません。
ピサの斜塔は事前調査の大切さを教えてくれます。
建築物だけでなく新しく行動を起こすときも事前調査をしてしっかりした土台を構築することが大切です。
土台がしっかりしていないといくら素晴らしい上物を作っても傾いたり崩れてしまったりするからです。
ピサは、
科学者ガリレオ・ガリレイの生誕地です。
11世紀頃にはピサはピサ共和国としてジェノヴァ共和国、アマルフ共和国、ヴェネツィア共和国と並びイタリアの海洋国家4つの内の1つとして貿易都市として力を持っていました。
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