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2023年12月15日
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2023年紅葉 晩秋
身近でも楽しめる「紅葉」
散歩しながらきれいな空気の中で眺める紅葉、車を運転しながら車窓から眺める紅葉。紅葉は季節の変わり目を感じさせてくれる自然の恵みです。
落葉樹の葉が秋から冬にかけて赤や黄色などに変わる「紅葉」は葉の老化の一種で紅葉の後には落葉が訪れます。しかし落葉した木は寒い冬を耐え春には美しい若葉をつけてくれます。
どうして紅葉がおきるのか
葉にはクロロフィルという緑色の色素が多量に含まれているため緑色に見えます。また葉の中にはクロロフィルだけでなくカロチノイドという黄色の色素が少量含まれています。
夏から秋にかけ日照時間が短くなり気温が低くなると葉の中の葉緑体が分解され炭水化物、タンパク質、無機塩類などが葉から茎に移動し、葉の中には代謝をするのに不要な物質だけが残ります。
黄色く見えるのは
この葉緑体の分解に伴いクロロフィルも分解され緑色の色素が消えますがカロチノイドが葉に残され葉が黄色く見えます。
赤く見えるのは
茎の働きが弱くなり葉柄(葉と枝の所)の付け根に「離層」という細胞ができた後、葉にほとんど含まれていなかった紅色の色素アントシアニンが新たに合成され葉に蓄積されるからだそうです。
写真/現地で撮影
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