有田ポーセリンパーク「ツヴィンガー宮殿」
有田焼の里のテーマパーク「有田ポーセリンパーク のんのこの郷」
シンボルは「ツヴィンガー宮殿」この宮殿は伊万里焼がマイセン焼に大きな影響を与えた記念に建てられたとのことです。
ツヴィンガー宮殿内のアートギャラリーには初期伊万里焼・古伊万里・柿右衛門・鍋島藩窯洋式をはじめ江戸・明治の最盛期までの作品や1870年代のウィーン万博に展示された大花瓶も展示されています。
パーク内にはバロック庭園、有田焼のギャラリー、絵付けなどが体験できる有田焼工房、佐賀の食材、地元の素材を使ったバイキングレストラン、おみやげ屋さん等があります。
11月に有田ポーセリンパークに行きましたが、広々とした敷地内に各施設がありゆったりと見学や買い物・絵付けをすることが出来て楽しかったです。でも、中国からの観光客ばかりで日本人は見当たらず(パークの関係者は除く)飛び交う言葉は中国語。日本ではないみたいでした。
マイセン焼とは
世界的に有名なマイセン焼きは、古伊万里の収集家であったドイツのフリードリヒ・アウグスト1世がドイツのマイセンで磁器の開発を命じたことに始まります。古伊万里に似た絵柄もあり有田焼の影響を強く受けています。
伊万里焼とは
江戸初期から佐賀県有田地方で産する磁器の総称で、伊万里港から積み出したのでこの名前があるそうです。有田地方で焼かれた鍋島焼(鍋島藩窯)、伊万里焼(一般窯)を総称して有田焼と言われており、寛永中期以前のものは古伊万里と呼ばれています。
ツヴィンガー宮殿
ドイツのドレスデンにある「ツヴィンガー宮殿」はフリードリヒ・アウグスト1世によって建築されました(1719年落成)。「ツヴィンガー宮殿」はドイツバロック建築の傑作と言われ多くの彫刻で飾られていましたが第二次世界大戦のドレスデン爆撃で破壊されました。その後修復され現在はドレスデン美術館のアルテ・マイスター絵画館等として利用されているそうです。
佐賀県の有田焼
豊臣秀吉の朝鮮出兵で朝鮮半島の陶工を連れてきた佐賀藩の鍋島直茂のもとで17世紀前半に磁器が焼かれるようになりました。有田焼は透き通るような白さとつるつるした感触の磁器に赤や藍色を基調とした絵付けがされていて美しいですね。酒井田柿右衛門が色絵付(赤絵)に成功してから海外市場にも進出するようになったようです。
写真:有田ポーセリンパーク、ツヴィンガー宮殿
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